憧れの「全部隠せるキッチン」にしたい。
でも、毎日使うものの開け閉めって、絶対面倒になるって分かってる。
「結局開けっ放し」問題、もう終わりにしませんか?
分かります。その気持ち、痛いほど分かります。
だって、私も同じ葛藤を経験してきた一人ですからね。
注文住宅を建てるときって、キッチン周りの収納って本当に悩みますよね。特に、LDKが一体になった間取りが主流の今、リビングから丸見えになるキッチンの「生活感」って、なんとかしたいって思うのは当然のこと。
ネットで見る素敵な事例写真は、家電も食器もぜーんぶ隠れてて、まるでモデルルームみたいで憧れる。
でも、いざ自分の暮らしに置き換えてみると、「毎日コーヒーメーカー使うのに、いちいち扉開けて、また閉めるの?」「トースターだって朝晩使うしな…」って、想像するだけでちょっと億劫になっちゃう。
そして、恐ろしい未来が頭をよぎるんです。「結局、扉は開けっ放しになる未来が…」って。
あなたももしかしたら、38歳のシステムエンジニア、田中さんと似たような状況かもしれませんね。
数字には強いけれど、建築の「リアルな使い勝手」や「業界の常識」を知らないからこそ、「本当にこれでいいのか?」って不安になりますよね。
25年間、不動産の世界で「お金」と「暮らし」の両面を見てきた私だからこそ、断言できます。
「隠す収納」は、ただ扉をつければいいってもんじゃない。
「見せる収納」も、ただ棚を並べればいいってもんじゃないんです。
美しさと使いやすさ、この二つを両立させるためには、ちょっとした「戦略」が必要なんです。
この記事では、私が実際に自宅を建てた時の経験談や、収益物件で培った「コストと効果」を見極める視点も交えながら、あなたの「隠すVS見せる」の悩みをスッキリ解決するヒントをお伝えします。
知らなかったで損しないための、具体的な設計アイデアや、プロが考える適正価格まで、包み隠さず公開しますよ。
ぜひ、最後まで読んで、あなたの理想のキッチンを形にするヒントを見つけてくださいね。
キッチンの背面収納、あなたの悩み「あるある」ですよね?
「生活感のないスッキリしたキッチンにしたい!」
そう思って、ハウスメーカーの担当者に「背面収納は全部扉で隠したいんです!」って伝えた経験、ありませんか?
営業担当の方も「承知しました!最近はそういうご要望多いですよ!」なんて言って、素敵な扉付きの収納を提案してくれる。
でも、心の中では「本当にこれでいいのかな…?」って、モヤモヤしますよね。
なぜ扉付きの「隠す収納」に惹かれるのか?
やっぱり一番の理由は、「生活感を徹底的に隠して、スッキリと美しいLDK空間を実現したいから」、これに尽きると思います。
急な来客があった時でも、バタバタと片付ける必要がなく、自信を持ってLDKに案内したい。そんな理想がありますよね。
リビングからキッチンが見える間取りが増えた今、「見せるキッチン」としての意識が高まるのは当然の流れです。
「開け閉めが面倒」だと感じる、その深層心理
そう、ここが最大の壁なんですよね。
「でも、毎日コーヒーメーカーやトースターを使うのに、毎回扉を開け閉めするのって面倒じゃないですか…?」
この問いに、「大丈夫です!慣れます!」って営業担当が答えたとしても、なんだかピンとこない。
私自身、自宅を建てた時もここが一番の葛藤ポイントでした。
だって、頻繁に使うものを毎回扉の奥にしまう動作って、日常のルーティンに「余計なワンアクション」を加えることになるんです。
これは、心理的にも物理的にも結構なコストなんですよ。
実は、人間って新しい習慣を身につけるのに「21日かかる」なんて言われています。毎日そのワンアクションを続けることって、想像以上にエネルギーを使うんです。
だから、「本当に面倒なのか?」それとも「習慣化が難しいだけなのか?」って、自問自答してみるのも大事なんです。
「結局開けっ放し」への懸念、そのストレスの正体
この懸念、すごくよく分かります。
せっかく「隠す収納」にお金をかけたのに、結局扉が開けっ放しになってしまったら…?
理想と現実のギャップに、かえってストレスが増えることになりますよね。扉が中途半端に開いていると、視覚的にも「あれ?」って気になっちゃう。
それに、開いた扉が邪魔になって、キッチンの動線を妨げる可能性だってあります。
だからこそ、「隠す」と「見せる」、そして「使う」のバランスをどう取るかが、キッチンプランニングの肝になるんです。
【ちょっと私事ですが…】
自宅を建てる際、私もキッチンの背面収納にはめちゃくちゃ悩みました。妻は「全部隠したい!」、私は「使いやすさ優先!」で、夫婦会議は白熱。
結局、私の意見も聞きつつ、妻の「来客時にサッと隠せる」という夢も叶えるために、一部予算オーバーになっちゃいましたね(笑)。
でも、そのおかげで今も夫婦円満。何より、使いやすく美しいキッチンで料理する妻の笑顔を見ていると、あの時の決断は正しかったって思います。
「計算高いオーナー」としてはコストカットが優先だったはずなのに、やっぱり「夢を追う施主」の気持ちが勝っちゃう瞬間ってあるものなんですよ。
【プロが本音で語る】見せる収納と隠す収納、本当に理想のバランスって何?
「全てを隠す」のが正解、ではありません。
「全てを見せる」のが正解、でもありません。
じゃあ、どうしたらいいの?って思いますよね。
結局のところ、美観と機能性の両方を追求した「最適なバランス点」を見つけることが、理想のキッチンに繋がるんです。
「完璧に隠す」の落とし穴と、あえて「見せる」という発想
「隠す収納」を追求しすぎると、何が起こるか。
例えば、全ての家電を扉の奥にしまった結果、使うたびに扉を開けて、引き出して、使って、またしまって、扉を閉めて…という、非常に手間のかかる動作が生まれます。
これは、日々のストレスになりかねません。
逆に、こんな考え方もあるんです。
「全てを隠すことに固執せず、むしろ『見せる収納』を極めることで、そこに『自分らしさ』や『生活の温かみ』を表現する」
厳選された美しい食器や、デザイン性の高い家電って、もはやインテリアの一部ですよね。それをわざわざ隠してしまうのは、ちょっともったいない気もします。
フランスの作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの言葉にこんな名言があります。
「完璧とは、これ以上加えるものがなくなった時ではなく、これ以上削るものがなくなった時に達成される。」
この言葉は、収納にも通じるんです。
完璧に隠すことばかり考えるのではなく、「本当に必要なものだけを見せる」という美学に目を向けてみるのも、一つの賢い選択肢なんですよ。
あなたの「行動パターン」を徹底分析!収納計画の第一歩はそこから
さあ、ここからが具体的なプランニングのスタートです。
まずは、あなたのキッチンの使い方、家族の行動パターンを徹底的に分析するところから始めましょう。
次の3つのカテゴリーに分けて、収納するものを分類してみてください。
- 毎日使うもの:コーヒーメーカー、トースター、電気ケトル、水筒、よく使う食器、調理器具など
- 週に数回使うもの:ミキサー、ホットプレート、カセットコンロ、季節の食器など
- たまに使うもの:来客用の食器、特別な調理器具、保存食のストックなど
どうでしょうか?
「毎日使うもの」って、意外と多いことに気づきませんか?
そうなんです。この「毎日使うもの」を、どう収納するかが、あなたのキッチンの使いやすさを左右する鍵になるんですよ。
無理なく続けられる収納方法を考えることが、結果的に「開けっ放し防止」に繋がります。
ズバリ!「開けっ放しにならない」&「来客時にサッと隠せる」背面収納の設計術
お待たせしました。
ここからは、美しさと機能性を両立させるための、具体的な設計アイデアを3つご紹介します。
これを知っていれば、ハウスメーカーとの打ち合わせも、自信を持って進められるはずですよ。
アイデア1:引き戸・跳ね上げ戸・折れ戸…扉の種類で使い勝手は激変!
「扉付き収納」と一口に言っても、扉の種類は様々です。
それぞれの特徴を理解して、あなたのライフスタイルに合ったものを選びましょう。
引き戸タイプ(戸襖、スライディングドア)
- メリット:扉が手前に飛び出さないため、開けっ放しにしても動線の邪魔になりにくい。開口部を広く取れるものもあるため、作業スペースを確保しやすい。
- デメリット:扉を全開にしても、必ずどちらかの収納は隠れてしまう。レール部分にホコリが溜まりやすいことも。
- おすすめの人:作業中に扉を開けっ放しにすることが多い人。キッチンとダイニングの間にゆとりがある人。
跳ね上げ戸タイプ(リフトアップ扉)
- メリット:扉が上部に収納されるため、開けっ放しにしても邪魔にならず、収納全体が見渡せる。スタイリッシュな見た目。
- デメリット:開閉にやや力が必要な場合がある(ソフトクローズ機能などで改善可)。天井の高さによっては設置が難しい場合も。
- おすすめの人:カウンター上部の収納を一時的にオープンにして使いたい人。手が届く範囲に収納したい人。
折れ戸タイプ
- メリット:扉を全開にすれば、広い開口部を確保でき、収納内部全体にアクセスしやすい。
- デメリット:扉を全開にすると、どうしても手前に飛び出すスペースが必要になる。開けっ放しの状態だと、扉が邪魔に感じることも。
- おすすめの人:作業中は収納を完全にオープンにしておきたい人。来客時以外は基本的に開けっ放しで、作業効率を重視したい人。
これらの扉の種類と、あなたの「毎日使うもの」をどこに収納したいかを照らし合わせながら、最適な組み合わせを考えてみてください。
アイデア2:『半隠し』の天才!カウンターの立ち上がりや引き出し式家電収納
「全てを隠すのは面倒だけど、丸見えはちょっと…」
そんな悩みを解決するのが、「半隠し」のテクニックです。
カウンターの立ち上がり
キッチンのシンク側と背面収納の間に、少し高めの立ち上がり(手元隠し)を設ける方法です。
- メリット:手元のゴチャつきや、多少の洗い物が置かれていても、リビング側から見えにくくなります。来客時にもサッと目隠し効果を発揮。
- デメリット:完全に隠せるわけではないため、収納内部は整理しておく必要あり。カウンター上での作業スペースが少し狭く感じることも。
- ポイント:立ち上がりの高さを調整することで、目隠し効果と使い勝手のバランスを取れます。電源コンセントを立ち上がりの内側に設けておけば、家電もスッキリ使えますよ。
引き出し式家電収納(スライドカウンター)
炊飯器や電気ケトルなど、蒸気が出る家電は、専用の引き出し式カウンターに収納しましょう。
- メリット:使用時だけ引き出すため、使わない時は完全に隠せます。蒸気対策もバッチリ。
- デメリット:引き出しの高さや奥行きに制限があるため、置ける家電の種類が限定されることも。
- ポイント:奥にコンセントを設置することを忘れずに。使用しない時に完全に隠れるよう、奥行きに余裕を持たせた設計が重要です。
一時的に隠せるロールスクリーンやカーテン
「普段はオープンで使いたいけど、来客時だけサッと隠したい!」
そんなニーズには、ロールスクリーンやカーテンがぴったりです。
- メリット:設置が比較的簡単で、コストも抑えやすい。使わない時は邪魔にならない。
- デメリット:完全に密閉されるわけではないため、収納内部の整理整掃は必須。デザインによってはチープに見える可能性も。
- ポイント:素材や色にこだわれば、インテリアの一部としても機能します。私は自宅で、リネンのロールスクリーンを導入しました。これが意外と評判いいんですよ。
これらを組み合わせることで、普段は使いやすく、でも来客時にはスッキリとした空間を演出できます。
アイデア3:あえて「見せる」場所を作る!厳選されたアイテムで魅せる収納
「隠す」ことばかり考えていると、窮屈なキッチンになりがちです。
視点を変えて、「あえて見せる場所」を作ることで、キッチンの表情はガラッと変わります。
これが、「見せない」から「魅せる」キッチンへのステップです。
- 厳選された美しい食器:お気に入りのカップやプレートは、オープン棚に並べて「見せる収納」に。それだけでカフェのような雰囲気を演出できます。
- デザイン性の高い家電:バルミューダのトースターやデロンギのコーヒーメーカーなど、見た目にもこだわった家電は、むしろ堂々と見せましょう。それ自体がインテリアのアクセントになります。
- グリーンやアート:キッチンツールと一緒に、小さな観葉植物やアートフレームを飾ってみるのもおすすめです。空間に彩りや温かみが生まれます。
大切なのは、「雑多なものを隠し、美しいものを厳選して見せる」というメリハリです。
全てのものを隠す必要はありません。あなたのセンスが光る場所を、ぜひ作ってみてくださいね。
プロが見る「適正価格」と「予算配分」のリアル
田中さんがネットで調べた「坪単価60万円」と、ハウスメーカーから出てきた「諸経費や地盤改良費込みで4000万円近く」の見積もり。
「なぜこんなに違うのか?」「騙されているのではないか?」って、不信感を持つのは当然ですよね。
私も収益物件のオーナーとして、1円単位のコストカットを追求してきた経験があるので、その気持ちはすごくよく分かります。
実は、注文住宅の費用には、坪単価に含まれない「見えない費用」がたくさんあるんです。
背面収納も例外ではありません。
背面収納の費用、ここがポイント!
キッチンの背面収納の費用は、主に以下の要素で大きく変わります。
- 既製品か造作か:
- 既製品:システムキッチンメーカーの既成シリーズを選ぶ場合、費用は比較的抑えられます。シンプルなものなら数十万円から、カップボードと家電収納の組み合わせで100万円前後が一般的です。
- 造作:設計士と綿密な打ち合わせをして、家具屋さんに一から作ってもらう場合。壁面いっぱいにぴったり収めたり、特定の家電に合わせたニッチを作ったり、扉の種類を細かく指定したりできます。当然、費用は高くなりやすく、100万円~250万円以上かかることも珍しくありません。
- 扉の種類と素材:引き戸や跳ね上げ戸は、開き戸よりも機構が複雑なため、高価になりがちです。また、突板やメラミン化粧板、突き板、無垢材など、素材によっても費用は大きく変わります。
- 内部の造作:引き出しの数、棚板の素材、可動棚の有無、照明の設置、コンセントの増設など、内部の仕様を細かく指定するほど費用は上がります。
「この仕様なら〇〇万円が相場」プロが教える判断基準
私の経験から言うと、田中さんのような「生活感を隠しつつ、使い勝手も諦めたくない」という要望の場合、既製品で全てをカバーするのは難しいケースが多いです。
となると、部分的な造作、もしくはセミオーダーに近い既製品と造作の組み合わせが現実的になってきます。
- 【標準的な既製品+α】
一般的なカップボード+家電収納(引き出し式カウンター含む)で、扉は開き戸がメインの場合。 費用目安:80万円~150万円程度。
この場合、デザイン性の高い家電はオープン棚に置くなど、「見せる」と「隠す」のバランスを意識することになります。
- 【部分造作・セミオーダー型】
全体は既製品に近いが、一部に引き戸や跳ね上げ戸を取り入れたい、特定の家電スペースを設けたい場合。 費用目安:150万円~250万円程度。
私が自宅で採用したのは、このタイプに近いです。特にこだわったのは、使用頻度の高いコーヒーメーカーやケトルをサッと使える位置に隠せる引き戸収納を設けたことでした。この引き戸部分だけで結構費用がかさみましたね。
- 【フルオーダー・造作】
壁面全体をぴったりと収めたい、全てを扉で隠したい、デザイン性を追求したい場合。 費用目安:250万円~400万円以上。
このレベルになると、背面収納だけで自動車一台分くらいの予算がかかることもあります。ですが、その分、使い勝手と美観は最高レベルになるでしょう。
もちろん、これはあくまで目安です。使用するメーカーや工務店、素材によって大きく変動します。
大切なのは、「どこまでお金をかけるべきか、どこはコストカットできるか」の線引きを明確にすることです。
私の経験上、背面収納は、住んでからの満足度に直結する部分です。日々の使い勝手が悪いと、後々後悔することも多いんですよ。
だからこそ、安易なコストカットは避け、プロの意見を聞きながら、優先順位をつけて予算を配分していくのが賢明です。
「ここは投資対効果が高い」「ここは削っても問題ない」という判断基準を持つことが、納得の家づくりには不可欠なんです。
まとめ:あなたのキッチンは「舞台裏」から「魅せる舞台」へ
注文住宅のキッチン背面収納、「隠す」か「見せる」か、本当に悩ましい問題ですよね。
でも、ここまで読んでくださったあなたなら、もう大丈夫。漠然とした不安は、具体的な解決策へと変わったはずです。
今日、あなたが持ち帰ってほしいポイントは、たったこれだけです。
それは、「完璧に隠す必要はない。あなたの行動パターンに合わせた最適なバランス点を見つけること」。
そして、「キッチンの扉は、単なる目隠しじゃない。使い勝手とデザインを両立させる『戦略的なアイテム』である」ということ。
- あなたの「毎日使うもの」と「たまに使うもの」を分類し、それぞれに最適な収納方法を割り振ること。
- 引き戸、跳ね上げ戸、折れ戸など、扉の種類ごとの特徴を理解し、開けっ放しにならない工夫をすること。
- カウンターの立ち上がりや引き出し式家電収納で、「半隠し」のメリットを最大限に活かすこと。
- そして、本当に気に入ったもの、美しいものは「あえて見せる」ことで、あなたのキッチンを「魅せる舞台」へと昇華させること。
これらのアイデアを元に、ぜひあなたの理想のキッチンを形にしてください。
急な来客前の「焦り」を「自信」に変える、そんなストレスフリーな暮らしが、もうすぐそこまで来ていますよ。
あなたのキッチンは、まさに「暮らしの舞台裏」です。普段はバックステージで様々な準備(生活感)があるけれど、幕が上がれば(来客時)完璧な舞台(整然とした空間)を披露する。
そのための効率的な舞台装置(収納)を、ぜひ手に入れてくださいね。
【ここがスタートライン】後悔しない家づくりのために
今回ご紹介したキッチン背面収納のアイデアは、あくまで家づくりの一部です。
あなたのライフスタイルに合わせた最適な間取りやデザイン、そして何より適正な価格を知ることが、成功への近道。
まずは複数のハウスメーカーから、具体的な間取りプランと見積もりを比較することから始めましょう。
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